
モンテネグロは、コトル湾(世界遺産)・ブドヴァ旧市街・ドゥルミトル国立公園・スヴェティ・ステファンなど、短距離の移動でまったく異なるロケーションが撮れる国です。
🇲🇪 モンテネグロの撮影許可について(必要書類・日数)
① 世界遺産コトルの撮影許可

一般の道端や展望スポットは撮影自由ですが、港湾エリア・城壁・旧市街は申請が必要です。
申請先:Kotor Municipality / Culture Office
必要日数:約2週間~
※ モンテネグロは行政の返信が非常にゆっくりで、申請後に返事が来るまで時間がかかる、または返信が遅延することが多い国です。
スケジュールに余裕を持って進めることをおすすめします。
② 国立公園(ドゥルミトル国立公園 )

自然保護区のため、必ず事前許可が必要です。
必要日数:2週間~(実際はもう少し長くかかることもあります)
撮影内容・撮影範囲・機材リスト・身分証明(パスポート)などが必要です。
③ 教会・修道院(オストログ修道院など )

教会は独自の管理体制があり、宗教行事の有無や内部撮影の可否によって判断が変わります。
必要日数:1~3週間程度
※ こちらも 担当者の返信速度は一定ではないため、早めの問い合わせが必要です。
④ 海・ビーチリゾート(スヴェティ・ステファンなど )

公共ビーチは小規模撮影なら問題ありませんが、高級リゾートエリアは個別許可が必須です。
必要日数:3〜7営業日
(施設ごとに対応の速さが大きく異なります)
⑤ ドローン撮影(国全体のルール)

モンテネグロは EU ではないため、EU A1/A3・A2 とは別ルールです。
原則として「撮影場所単位で申請」となります。
・旧市街(コトル・ブドヴァ)
・世界遺産周辺
・国立公園
これらは必ず許可が必要です。
モンテネグロのコーディネーターについて
モンテネグロでは、隣国のセルビア在住の日本人コーディネーターが現地入りして対応します。
主要ロケ地(コトル・自然公園・列車など)での撮影経験が多く、準備から当日の進行までスムーズにサポートします。
ワンオペ撮影(コーディネーター+カメラ+ドローン./EUライセンス保有)が可能なため、リモート・小規模ロケに強く、予算を抑えたい案件に最適です。
セルビア・ボスニア・クロアチアとも組み合わせた複数国ロケ(周遊ロケ)にも適した国で、移動・許可手続きもまとめて対応可能です。
コーディネート料金の目安(モンテネグロ)
- 日本人コーディネーター(通訳含む)
300 €/日 - 車両・ドライバー
220 €/日~ - ドローン撮影(Mini 4 Pro、Mavic 4 Pro)
100€/日(コーディネート料金に追加)
※ 申請が必要な場合、別途実費(市役所・国立公園管理局等) - 事前リサーチ・許可申請サポート
300 €〜(ロケ地数・申請窓口の数による)
※国境越えロケの場合は、スケジュールに合わせて追加の移動費が発生します。
※ モンテネグロは返信が遅い行政窓口が多いため、撮影許可は早めに申請する必要があります。
モンテネグロ基本情報
| 時差: | 日本より–8時間(夏は–7時間) |
| 通貨: | ユーロ(€)。国内はユーロ固定。 |
| 電源: | C/Fタイプ・220V |
| 通信: | 日本の撮影では海外用wifi持参が多い。 |
| 気候: | 春〜秋が撮影向き。冬は山岳エリアが曇天・閉鎖の場合あり。 |
| 治安: | 概ね良好。観光地はスリに注意。 |
| 言語: | 観光地は英語が通じる。許可申請はモンテネグロ語が基本。 |
モンテネグロで撮るべき理由
① 海と山が近い、稀有なロケーション構造

数十分の移動で
- 透明度の高いアドリア海
- コトル旧市街
- 山岳道
- 峡湾地形
が揃うため、効率の良いロケスケジュールが組める。
② コトル湾の“絵になる”町並み

世界遺産のコトル旧市街、港町、石造りの家並みは
旅番組・街歩き・ドローン映像(場所により可)に向いています。
③ ボート撮影・島撮影との相性が良い

- コトル湾のプライベートボート
- 港町からの海上ショットなど、ボート利用のロケが組みやすい国です。
④ 少人数ロケと相性が良い

モンテネグロは「許可が厳しすぎない」ため、
ディレクター1名+同行コーデの ミニマル構成 に向いています。
越境対応のため、
セルビアからの陸路/空路の移動もスムーズ。
モンテネグロ撮影でよくある質問(FAQ)

Q. コトル旧市街(世界遺産)で撮影できますか?
A. はい、可能です。
歩き撮りなど小規模ロケはスムーズですが、城壁・港湾・中心部の撮影は事前許可が必要です。
行政の返信がゆっくりなため、早めの申請を行います。
Q. 国立公園(ドゥルミトル国立公園など)は撮影できますか?
A. 可能ですが、自然保護局への許可申請が必須です。
高山湖・保護区周辺は規制が多いため、撮影内容・機材情報・身分証明を提出して進めます。
Q. ドローン撮影は可能ですか?
A. 可能です。
ただし、「旧市街(コトル・ブドヴァ)」「世界遺産周辺」「国立公園」では、事前許可が必要です。
EUとは異なる「場所ごとの個別許可制」が適用されます。
Q. クロアチア・ボスニアと組み合わせた撮影はできますか?
A. はい、可能です。
モンテネグロ/クロアチア/ボスニアを巡る周遊ロケに対応しており、国境移動・許可申請・移動時間の調整を一括してサポートします。
モンテネグロ撮影が安心して進められる理由
モンテネグロでのロケは、多くの場合 クロアチア・セルビア・ボスニア・モンテネグロ を巡る移動がセットになります。
各国の国境事情や移動ルートを理解した日本人コーディネーターが窓口となることで、複雑なスケジュールでも 誤解なく、スムーズに現場が動く 点が大きな安心材料です。
旧ユーゴ地域は国ごとに
- 行政手続きの慣習
- 担当者の対応スピード
- 許可の取り方
- 現場でのNGポイント
が大きく異なります。
モンテネグロ特有の 「行政返信の遅さ・許可が下りるまで時間がかかる」といった傾向も把握しているため、日本語窓口で一括管理することで、進行を滞らせずに撮影を進められます。
コトル旧市街(世界遺産)、ブドヴァ旧市街、国立公園、渓谷、海岸エリアなど、申請先が多く、返信が遅い地域でも事前リサーチ〜許可取得まで対応可能です。
「撮影しても良いのか?」を最速で判断できる体制 があるため、限られたロケ日程でも無駄がありません。
モンテネグロは、旧市街だけでなく ドゥルミトル国立公園、渓谷、高地、海沿いの町 など、
自然ロケにも適した国です。
山岳地帯や渓谷は移動ルートの事前確認が必須ですが、ロケ車の手配・最適ルートの選定・危険エリアの判断まで一括でサポートします。
モンテネグロだけでなく、
🇷🇸 セルビア / 🇭🇷 クロアチア / 🇧🇦ボスニア / 🇲🇰 北マケドニア / 🇬🇷 ギリシャ / 🇧🇬 ブルガリア / 🇦🇱 アルバニア など周辺国にも連携している日本人コーディネーターがいます。
そのため、
- 複数国を巡る旅番組
- 国境越えの取材
- 近隣国の追加ロケ
などにも 一つの窓口でシームレスに対応可能です。
撮影可否・許可の相談だけでもお気軽にお問い合わせください。