
ブルガリアは、ソフィアの都市ロケから世界遺産リラ修道院、ベログラドチク要塞、黒海沿岸まで、多彩なロケーションが揃う国です。
さらに、セルビア・北マケドニア・ギリシャ・ルーマニア・トルコなど隣接する国と続けて撮影ができる “複数国ロケの中心地”。
バルカン全域をサポートするコーディネーターが、国をまたぐ許可申請や段取りをサポートします。
ブルガリアの撮影許可について(必要書類・日数)
ブルガリアでは、撮影場所によって管轄が大きく分かれ、市役所・文化省・国立公園管理局・博物館・世界遺産管理局 など、複数の機関が関わることがあります。
そのため、早めの事前確認と書類準備がおすすめです。
① 許可が必要となるケース
| エリア | 必要書類 | 目安日数 |
|---|---|---|
| 世界遺産リラ修道院 | 修道院管理局 | 2週間~ |
| ベログラドチク要塞 (文化遺産) | 市役所 (Belogradchik Municipality) | 2週間~ |
| 国立公園・自然保護区 | 国立公園管理局(Rila / Pirin など) | 2週間~ |
| 博物館・展示施設内 | 各施設 | 1週間~ |
| ドローン撮影 | 民間航空局+所在地自治体 | 1週間~ |
※ その他、市場、鉄道駅、バスターミナル、空港などの撮影にも許可が必要となります。
② 申請に必要な情報
- 撮影内容(番組名・概要・目的)
- 撮影場所のリスト
- 撮影人数・機材
- 希望日程
- ドローン使用の有無(機体情報・EUライセンス)
※ 特に世界遺産や市内中心は、ドローンの可否の判断が厳しくなるため、EUライセンス保持者の運用が必須に近いです。
ブルガリアのコーディネーターについて
ブルガリアでのコーディネートは、バルカン全域を担当する日本人コーディネーターが対応します。
世界遺産・山岳・洞窟・歴史遺構まで幅広い案件を扱っており、文化系ドキュメンタリーから旅番組まで日本の制作基準で進行管理できる点が強みです。
ブルガリアで担当した主な撮影実績(抜粋)
■ 世界遺産・歴史保護区
・ピリン山脈(キャンプ/ヘリ撮影)
・カザンラク:トラキア人の墳墓(オリジナル)
・リラ山脈・リラ修道院
・バルカン中央国立公園
■ 自然・地形・特殊ロケ
・ベログラドチク要塞
・プロホドゥナ洞窟「ゴッドアイズ」
・民族衣装の祭り・伝統行事の密着撮影
■ 番組ジャンル別の実績(ブルガリア+周辺国)
・『グレートネイチャー』(NHK)
・『世界遺産』(TBS)
・『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(セルビアーブルガリア)
・『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』(北マケドニアーブルガリア)
・『世界の国境を歩いてみたら』(ブルガリアールーマニア)
山岳・洞窟・世界遺産・越境ロケの実績が多く、環境の厳しいロケにも対応可能です。
コーディネート料金の目安(ブルガリア)
- 日本人コーディネーター(通訳含む)… 300 €/日
- 車両・ドライバー … 220 €/日~
- ドローン撮影(Mini 4 Pro、Mavic 4 Pro)… 150 €~/日(コーディネート料金に追加)
- 事前リサーチ・許可申請サポート … 300 €〜(ロケ地数・申請窓口の数による)
※ 申請が必要な場合、別途実費(市役所・国立公園管理局等)がかかります。

ブルガリア基本情報
| 時差: | 日本より–7時間(夏は–6時間) |
| 通貨: | ユーロ(€)。(2025年1月からユーロを導入) |
| 電源: | C/Fタイプ、230V |
| 通信: | 市街地は4G/5Gが安定。日本の撮影では海外用wifi持参が多い。 |
| 気候: | 内陸部は夏が暑く冬が寒い大陸性気候。 山岳地帯は天候変化が早い。春〜秋がロケ向き。 |
| 治安: | 観光地は概ね良好。スリ・置き引きに注意。 深夜の人通りの少ない場所は避けるのが無難。 |
| 言語: | ブルガリア語。観光地や首都ソフィアでは英語が通じやすい。 |
| 移動: | 国内~隣国移動は車が基本。 |
ブルガリア撮影のみどころ
① リラ修道院(世界遺産)|文化・宗教ロケの中心地

ブルガリアを代表する世界遺産。外観・回廊・教会内部まで荘厳で、宗教番組・歴史番組に最適。
山岳地帯に位置し、周囲の自然カットも含めて画づくりの幅が広い。
② ピリン山脈|山岳・自然・空撮のハイライト

険しい山容と氷河湖が点在するユネスコ世界遺産。
登山・キャンプ・ヘリ撮影など高度なロケ実績のある希少な山岳エリアで、自然番組との相性が抜群。
③ ベログラドチク要塞|奇岩と歴史が融合した絶景

赤い奇岩と古代要塞が融合した唯一無二の景観。
旅番組・歴史系ドキュメンタリー・ドローン空撮で特に映えるロケーション。
④ プロホドゥナ洞窟 “ゴッドアイズ”|圧倒的なパワースポット感

巨大な洞窟天井に開いた2つの穴が“神の目(God’s Eyes)”と呼ばれる場所。
人物・インサート・ドローンなど、どのカットも強烈な印象を残す撮影向きスポット。
ブルガリア撮影でよくある質問(FAQ)

Q1. 撮影許可は必要ですか?どのくらいで取得できますか?
A. 場所によって異なります。
・市街地・一般的な観光地:1~2週間ほどで取得可能
・国立公園・自然保護区(ピリン山脈・リラ山脈など):事前申請が必要で、通常2週間~
・世界遺産(リラ修道院・ネセバル等):各施設への個別申請が必要
Q2. 複数国をまたぐ周遊ロケは可能ですか?
A. はい、ブルガリアは セルビア・北マケドニア・ギリシャ・ルーマニア・トルコ と陸路で接続し、周遊ロケの中心基地 として使われることが多いです。
国境越えの段取り(許可・交通・安全計画)も豊富な経験があります。
Q3. ドローン撮影は可能ですか?
A. 都市部や一部の世界遺産では制限がありますが、EUドローンライセンス(A1/A3/A2)を持つ日本人オペレーターが同行できるため、安全かつ正規ルートで飛行可能なエリアを案内できます。(許可取得の経験あり)
Q4. 山岳ロケ(ピリン・リラ・バルカン山脈)に対応できますか?
A. はい。
これまで NHK「グレートネイチャー」や「世界遺産」などで、ピリン山脈でのキャンプロケ、リラ山脈での山岳撮影 を担当してきました。
難易度の高いルートでのロケやキャンプ撮影の経験があり、山岳救助隊の手配を含め、安全面を考慮した撮影体制 を構築できます。
ブルガリア撮影が安心して進められる理由

世界遺産・山岳ロケ・都市ロケまで経験しており、季節や天候によるリスク、移動ルートの難易度など、実際の撮影において事前に知りたいポイントを具体的に助言できます。

ブルガリアは周辺5カ国へ接続しやすく、セルビア・北マケドニア・ギリシャ・ルーマニア・トルコを1ラインで組む周遊ロケに強いです。
国ごとの許可や移動のクセも熟知しているため、限られた日数でも効率的に撮影が可能。
ブルガリアの都市部・自然保護区で必要な申請も把握しており、EUライセンス保持者による安全運用が可能です。

長年の撮影を通じて築いてきた協力者がいるため、急な変更やトラブルにも地元情報で迅速に対応できます。
撮影可否・許可の相談だけでもお気軽にお問い合わせください。






