
アルバニアは、世界遺産ベラット(千の窓の町)・ギロカストラ・渓谷・湖・山岳エリアなど、短い移動距離で多様なロケーションを撮影できる国です。
石造りの旧市街、オスマン建築、透明度の高い湖、壮大な山岳地帯など、旅番組・歴史番組・ドキュメンタリーに非常に相性が良いロケ地が揃っています。
行政手続きはやや時間を要しますが、現地協力者との連携により、許可申請・リサーチ・当日の進行まで対応可能です。
周辺国(北マケドニア・コソボ・ギリシャ)と組み合わせた複数国ロケにも適した地域です。
🇦🇱 アルバニアの撮影許可について(必要書類・日数)
アルバニアでは、撮影内容により「市役所」「文化省」「国立公園局」など複数の窓口が関わることがあり、返信に時間がかかるケースが多い国です。
現地協力者と連携し、事前リサーチ〜許可取得までサポートします。
① 世界遺産(ベラット・ギロカストラ)

一般的な街歩きやインサート撮影は比較的進めやすいものの、旧市街の中心部・博物館・要塞内は事前許可が必要です。
申請先:Municipality(市役所)/Cultural Heritage Office
必要日数:14日~
繁忙期はさらに時間がかかることがあります。
② 要塞・歴史施設(クロヤ城など)

城壁内部・要塞は管理者が異なるため、個別申請が必要です。
必要日数:2週間~(実際はもう少し長くかかることもあります)
申請先:施設管理局・市役所
ドキュメンタリー用途などの企画説明が必要な場合あり。
③ 国立公園・自然保護区(湖・渓谷・山岳エリア)

透明度の高い湖、渓谷、山岳など自然エリアは、環境保護局(National Agency of Protected Areas)への申請が必須です。
特定エリアは立ち入り制限があるため、事前確認が重要です。
申請内容:撮影場所/人数/機材リスト/ドローン有無
必要日数:10〜14日
④ ドローン撮影(国全体のルール)

アルバニアは EUドローン規則の対象外で、場所ごとに個別許可が必要なケースが多い国です。
世界遺産周辺/旧市街(ベラット・ジロカストラ)/国立公園は、原則申請が必要:早めの連絡が◎
まとめ:行政の特徴(重要)
- 「担当者が不在」「メールが返ってこない」など、返信が非常にゆっくりの国
- 土日・祝日を挟むと、1〜2週間延びるケースあり
- 現地協力者を通した方が返信が来やすい
そのため、撮影が決まった時点での早めの申請が最も重要です。
アルバニアのコーディネーターについて

アルバニアでは、行政手続きや許可制度が独自性の強い国のため、現地協力者と連携しながら撮影を進めています。
企画規模に応じて、日本人コーディネーター(セルビア在住)が現地入りすることも可能です。
一方で、コソボ・北マケドニア・モンテネグロの複数国ロケでは、同じ日本人コーディネーターが全行程を一貫して担当できるため、移動・許可・進行が一本化され、撮影が非常にスムーズに進みます。
コーディネート料金の目安(アルバニア)
- 日本人コーディネーター(通訳含む)
300 €/日 - 現地協力者
内容・日数により変動(150€~) - 車両・ドライバー
200 €/日~ - ドローン撮影(Mini 4 Pro、Mavic 4 Pro)
100€/日(コーディネート料金に追加)
※ 申請が必要な場合、別途実費(市役所・国立公園管理局等) - 事前リサーチ・許可申請サポート
300 €〜(ロケ地数・申請窓口の数による)
※国境越えロケの場合は、スケジュールに合わせて追加の移動費が発生します。
※アルバニアは返信が遅い行政窓口が多いため、撮影許可は早めに申請する必要があります。

アルバニアの基本情報
| 時差: | 日本より–8時間(夏は–7時間) |
| 通貨: | レク(ALL)。※ロケ手配や宿泊・車両など 実務上はユーロ決済が一般的。 |
| 電源: | C/Fタイプ・220V |
| 通信: | 日本の撮影では海外用wifi持参が多い。 |
| 気候: | 春〜秋が撮影向き。山岳・渓谷エリアは天候変化が大きく、 冬は閉鎖や通行止めの場合あり。 |
| 治安: | 概ね良好。観光地や長距離バス周辺ではスリに注意。 |
| 言語: | 観光地は英語が通じる。行政・許可申請はアルバニア語が基本のため、 現地協力者との連携が必須。 |
アルバニア撮影でよくある質問(FAQ)

Q1. 世界遺産(ベラット・ギロカストラ)で撮影できますか?
A. はい、可能です。
街歩き程度の小規模ロケは比較的スムーズですが、基本的に行政の返信がゆっくりなため、早めの申請をおすすめします。
Q2. 自然エリア(渓谷・湖・山岳)での撮影は可能ですか?
A. 可能です。
透明度の高い湖、渓谷、山岳エリアは魅力的なロケ地ですが、環境保護局への許可申請が必須となる場所が多く、天候や通行止めの影響を受けやすいため、事前確認が重要です。
Q3. ドローン撮影はできますか?
A. 可能ですが、アルバニアは EUルールとは異なり、場所ごとの個別許可制です。
特に「世界遺産周辺(ベラット・ギロカストラ)」「旧市街」「国立公園・自然保護区」では原則申請が必要です。
Q4. 周辺国(コソボ・北マケドニア・モンテネグロ)と組み合わせた撮影は可能ですか?
A. はい、可能です。
アルバニア単体の場合は現地協力者と進行しますが、複数国ロケの場合は日本人コーディネーターが現地入りし、移動・許可・進行を一括管理できます。
周遊ロケとの相性が良い地域です。
アルバニアでの撮影が安心して進められる理由

バルカン一帯の撮影に強いコーディネート体制
アルバニアは、コソボ・北マケドニア・モンテネグロ・ギリシャと陸路でつながり、複数国を巡る旅番組・ドキュメンタリーに組み込みやすい国です。
セルビア拠点の日本人コーディネーターが周辺国の撮影にも精通しており、複数国ロケの進行管理・許可確認・移動手配をまとめて一つの窓口で対応できます。
- コソボ・北マケドニア・モンテネグロとの周遊ロケ
- 国境越えスケジュール管理
- ドローン運用の可否確認
- 現地協力者との連携
アルバニア単独ロケはもちろん、周辺国と組み合わせた“効率の良い撮影プラン”の構築が可能です。
撮影可否・許可の相談だけでもお気軽にお問い合わせください。